準備がおろそかだったAさん
老後になんとなく不安をもっており、いろんな資料を取り寄せてみたもののの、決めれずにいました。子供たちにも迷惑をかけたくないと思い、相談できずにいました。
しっかり準備できたBさん
老後に対する不安から専門家へ相談していました。その専門家からのアドバイスを受け、子供たちを呼び、今後のことを相談する機会を設けました。そうすると子供たちも先々のことを気にしており、いろいろな問題があることに気づきました。
準備がおろそかだったAさん
Aさんはついに認知症となり、長男夫婦が面倒を見ることになりました。奥様が有料老人ホームを探しましたが、ここはと思った老人ホーム(保証金:1,000万円、入居費:30万円/月)は費用が高くてとても入れません。
ご家族の介護は被介護者にとってはありがたいことですが、介護側の肉体的・精神的負担は計り知れません。
しっかり準備できたBさん
相談を繰り返していたので、子供たちがそれぞれの家庭の事情で自分たちの面倒を見ることができないことを知りました。元気なうちに有料老人ホームを探し歩き、10件目でやっと自分たちで支払える老人ホーム(保証金:なし、入居費:15万円/月)を確保できました。
子供たちに経済的負担をかける可能性があるので、条件の良い老人ホームを元気なうちに探しておくことが大切です。
準備がおろそかだったAさん
4年後、Aさんは他界されました。子供たちは悲しむ間もなく、バタバタと葬儀を出しました。しかし、あれもこれもと大層な葬儀となってしまい、後日400万円という多額の請求書が送られてきました。結局、子供たちが負担することとなりました。
没後には必ず金銭的な負担が出てきます。葬儀の規模などを家族と話し合っておかないと、要らぬ負担をかけてしまいます。
しっかり準備できたBさん
4年後、Bさんは他界されました。生前から150万円の葬儀の契約を済ませてあり、子供たちに経済的な負担もなく、立派な葬儀をあげることができました。
住宅ローンや養育費など子供たちも様々な事情を抱えています。しっかりと蓄えたお金で、ご自分で葬儀の規模を決めておく方が良いでしょう。
準備がおろそかだったAさん
子供たちはどうしたら良いのかよくわからず、故郷を訪ね、お寺さまに相談し…と手間をかけ、やっと子供たちの住まいの近くに墓地を購入することができました。しかし、費用は子供たちが負担せねばなりませんでした。
お墓に関しては、承継・宗派・供養・仏壇など様々な問題がついて廻ります。本家・分家などの事情を最も理解しているご自分が、子供たちの意向を聞きながら決めるのが良いでしょう。
しっかり準備できたBさん
生前から墓地に関する問題を把握し、子供たちが供養に訪れるのに便利な場所を墓石屋さんに探してもらい購入しました。お墓の建立も済ませ、子供たちには経済的な負担は一切ありませんでした。
墓地の購入だけでなく、お墓の建立もおこなっておくと、子供たちの経済的な負担を減らすことができます。また、家名の違う二世帯墓などの方法もあり、一家の構成などを踏まえて、生前に準備しておく方が良いでしょう。
準備がおろそかだったAさん
その後、Aさんの預金通帳や印鑑を探しましたが保管場所もわからず、また事業継承ができていなかったため、取引先が激減。相続税対策に不十分なところがあり、結局、会社は倒産しました。
子供たちに残せるほどの多くの資産はないという方でも、有形無形の資産をご家族にスムーズに受け継ぐためには相続対策が必要です。
しっかり準備できたBさん
通帳・印鑑の場所や配分方法を記した遺言書を残しており、会社の自社株対策も万全にしていたため、スムーズに財産継承をおこなうことができました。
相続は専門的な判断を要しますので、税理士や行政書士などの専門スタッフに相談し、的確なアドバイスを受けましょう。